Column
婚活のKPIはこの3つ——数字は、自分を責める道具ではない

婚活のKPI(活動の健全さを測る重要指標)は、3つで十分です。申込数、お見合い成立率、交際移行率。この3つを毎月見れば、活動のどこが詰まっているかは特定できます。
そして大事なのは、数字の役割です。数字は自分を採点する道具ではなく、直すべき場所を絞り込む道具です。本コラムでは、3つの数字の意味と読み方、そして「成婚率」をKPIにしない理由を解説します。
KPIを3つに絞る理由
測る項目が多いほど、記録は続かなくなります。婚活のKPIの条件は2つだけです。自分の行動で動かせること。次の行動につながること。この条件で絞ると、見るべき数字は3つに収まります。
KPI1:申込数——量は質の前提
最初のKPIは、月に何件申し込んだか、というシンプルな数字です。出会いの母数は、ここでほぼ決まります。
工夫の前に、まず量が確保できているか。Yohakuの場合、IBJのシステムで「申込100件/月」まで申し込めます。枠を使い切る必要はありませんが、月に数件しか申し込んでいないなら、先に直すべきは写真でも会話でもなく、量です。
KPI2:お見合い成立率——プロフィールの成績表
申込のうち、何件がお見合いに成立したか。この比率は、写真とプロフィール文がお相手にどれだけ届いているかを示します。仮に月50件申し込んで5件成立なら、成立率は10%です(数字は説明のための例です)。
この数字が低いときに直すべきは、会話力ではありません。お相手は、まだあなたと会話していないからです。写真、プロフィール文、申込の条件設定。打ち手はこの3つに絞られます。
KPI3:交際移行率——お見合いの質
成立したお見合いのうち、交際に進んだ比率です。ここが低い場合に初めて、当日の会話や過ごし方が論点になります。
逆に言えば、成立率が高く移行率が低い人と、成立率が低く移行率が高い人では、直すべき場所がまったく違います。同じ「うまくいかない」でも、処方は別です。数字を分けて見る価値は、ここにあります。
成婚率をKPIにしない理由
成婚率は、個人の活動のKPIには向きません。月次の改善につなげるには、分母になる試行の回数が少なすぎるからです。
成婚率が意味を持つのは、相談所を選ぶ場面です。その際は、数字の大小より先に算出定義(何を分母とし、何を成婚と数えるか)を確認してください。定義が違う数字は、比較できません。相談所選びの観点は「IBJ加盟相談所は『どこも同じ』なのか」でも整理しています。
数字の読み方——責めずに、絞る
3つのKPIの目的は、自分の評価ではなく、ボトルネック(最も詰まっている工程)の特定です。3つを並べて、いちばん低い場所をひとつ選ぶ。今月の改善は、そこだけで構いません。
なお、目標値の「正解」はここでは示しません。適正な水準は年齢・地域・希望条件で大きく変わるため、他人との比較より、先月の自分との比較が基本になります。
Yohakuでは、お見合いアナリティクスを標準装備し、これらの数字をカウンセラーと毎月読み解いています。集計や整理にはAIも使いますが、判断は人が行います。
よくある質問
数字が低いと、落ち込みそうです。
数字は人格の評価ではなく、工程の評価です。むしろ「原因が分からないまま不安になる」状態のほうが、消耗は大きくなります。詰まりが特定できれば、やることはひとつに絞れます。
目標値はどのくらいに置けばよいですか。
一律の正解はありません。適正な水準は年齢・地域・希望条件で大きく変わるためです。最初の月は記録に徹し、2カ月目から「先月の自分」を基準に置くことをおすすめします。
記録はどうやって付ければよいですか。
表計算ソフトに「申込数・お見合い成立数・交際移行数」の3列を作るだけで始められます。相談所を利用する場合は、活動データの提供が標準かどうかを入会前に確認してください。
まとめ——数字は、味方にできる
婚活の数字は、申込数・お見合い成立率・交際移行率の3つで十分です。月にいちど、3つを並べて、最も詰まっている一カ所だけを直す。この小さな周回が、感覚だけの婚活との差になります。
数字に強くなる必要はありません。数字を見る習慣だけで、判断は変わります。